見えないだけで月だってきっと燃えてるんだって
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もう明けさうな窓開けて青葉、とは山頭火の句だったっけ
白みきった空をマンションの階段越しに眺めながらふとため息を吐く
白みきった空をマンションの階段越しに眺めながらふとため息を吐く
聞こえてくるスズメの嬌声を聞いて、鳥は気楽でいいな、などと当てずっぽうな呪詛
鳥といえば、この前まで軒下を賑わせていたツバメたち、やつらはどこにいったのだろう
やはり、幸福の王子みたいにエジプトで揺れる葦と戯れながら過ごしたりするのだろうか
あのツバメ、最後に天使に召されたあのツバメの生き方、僕は好きだ
身勝手な理由で仲間からはぐれたくせに
たまたま出会った不遇な環境の人々に感情移入なんかしちゃって
たまたま出会った不遇な環境の人々に感情移入なんかしちゃって
結局は凍え死ぬあの生き方は、愚者らしくて、良いと思う
まあ、僕なら逃げるけど
さて、朝だ
始発の動く音が聞こえる
身勝手な理由で社会の刻む時から送れた僕は何周まわって、その自転に追いつけるのだろう
ツバメの季節でもないし、まだ夜明けまでは1マイルくらいあるけど
たまには嘘をついてもいいでしょう?
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