見えないだけで月だってきっと燃えてるんだって
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見ざる、聞かざる、言わざる、という言葉がある
格言の扱うテーマは置いておいて、三猿の話をしよう
たとえば、何故猿が三匹必要なのか、という話
瞼を閉じて、耳をふさぎ、口を閉ざすのに必要な手はたったの二本だ
悪しき言葉を口にしないために両手で口を覆う必要が本当にあるのか、とか
あるいは、両手の塞がった猿はいつ飢えに負けてその手を放すのか、という話
耳なし芳一のように手を放した瞬間に悪に襲われるかもしれない
言葉を封じるために口を押えていたつもりが、口にした果実が毒なのかもしれない、とか
そして、悪しき世界に接しないためにすべての世界を拒絶する必要があるのか、という話
凶星がベテルギウスであれば冬の夜に空を見上げなければいいだけだ
でも、もしある少年にとって、それが太陽だったら?
太陽の照らす世界を見てもいけないのだろうか
なら、太陽の光を浴びて輝く月は?
ずっと目を塞いで部屋の中で生きていた時にきっと気付くのだ
ああ、僕が口にしてきたパンもワインも太陽の恵みだったのだ、と
そして少年は頭に銃口を当てて思うのだ
禍々しいあの星が僕を今まで生かしてきたのだから、占い師の言うことなんて嘘だったんだ、と
世界は案外シンプルで
そんなメガネをかけているから複雑に見えるんだよ、ってお話
格言の扱うテーマは置いておいて、三猿の話をしよう
たとえば、何故猿が三匹必要なのか、という話
瞼を閉じて、耳をふさぎ、口を閉ざすのに必要な手はたったの二本だ
悪しき言葉を口にしないために両手で口を覆う必要が本当にあるのか、とか
あるいは、両手の塞がった猿はいつ飢えに負けてその手を放すのか、という話
耳なし芳一のように手を放した瞬間に悪に襲われるかもしれない
言葉を封じるために口を押えていたつもりが、口にした果実が毒なのかもしれない、とか
そして、悪しき世界に接しないためにすべての世界を拒絶する必要があるのか、という話
凶星がベテルギウスであれば冬の夜に空を見上げなければいいだけだ
でも、もしある少年にとって、それが太陽だったら?
太陽の照らす世界を見てもいけないのだろうか
なら、太陽の光を浴びて輝く月は?
ずっと目を塞いで部屋の中で生きていた時にきっと気付くのだ
ああ、僕が口にしてきたパンもワインも太陽の恵みだったのだ、と
そして少年は頭に銃口を当てて思うのだ
禍々しいあの星が僕を今まで生かしてきたのだから、占い師の言うことなんて嘘だったんだ、と
世界は案外シンプルで
そんなメガネをかけているから複雑に見えるんだよ、ってお話
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