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見えないだけで月だってきっと燃えてるんだって
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「やえかのカルテ」というマンガで獣医を志す女の子が屠畜場を訪れるエピソードがある

自分たちが汗を流して救うのと同じはずの命が人間の食欲を満たすために殺される現場を見て、芹奈はいろいろと考えるわけです

詳しい顛末を書くのは避けるけど、まあ屠殺現場を見れば人間誰だって似たようなことを感じると思う

奪うために命を育てるのは人間のエゴじゃないのか、とか

あるいは、これからは命に感謝して肉を食べよう、とか

そう感じないのを感受性の欠如だというかはおくにせよ、殺される牛を見るまでその命の重さに気付かないのだって想像力の欠如じゃないのか


SFの世界じゃないのだから、僕らはどういう形であれ有機物からじゃないと栄養を摂取できない

その過程を僕らが知らないままに多くの命を摂取して生きているのが人間だ

別に、だから命に感謝しましょうだなんて言うつもりはない

操縦桿を握るだけが命を奪う、ということじゃないんだって気付けば少しは世界も変わって見えるのかなってだけで



余談だけど、やえかのカルテはぜひ読みましょう、狐とアトリに収録の後日譚も含めて
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